愛でるアンテナ

今日のいろいろ

いつの頃からか、私の顔には「普通の人にはない」ものが存在している。20代まではあったのか、気づかなかっただけなのか、いつ発見したのかも覚えてないが、

「おや?」

と初めて声に出して言ったことは覚えている。それは

「おでこの真ん中に一本の毛」が生えているのである。しかも金色に近い薄い一本の毛。ムダ毛のような短さでもなく、しっかりした長さもあり、最初は「やだ!何これ?む、ムダ毛?恥ずかしいっ!」と思って抜こうとしたが、結構しっかり生えててすぐに抜けるものではなく、その儚さがどこぞの歌詞にあるような「〜アスファルトに咲く花のように〜🎵」的な愛おしさが込み上げてきて、育ててみようと抜かずにいた。それでも一度抜いてみたかったことがあり、悩みに悩んだ末抜いたこともあったが生えてきた。そこから私のひっそりとした育成生活が始まった。

まるで、仏様の眉間のポチっとした白毫のような特別感。神々しい気持ちになり、密かに「私は人と違ったアンテナを持っている」ような気が増してきた。

あたためることうん10年、、、なんと今日、初めて他の人に気づかれた!これまで私から告白するまで気づかれなかったのに!

「あれ?おでこに毛があります?よねえ?」

「え!」なんだろう・・・?気づかれないときはものすごく「存在」を知ってほしいのに気づかれるとなんだか恥ずかしい・・・いやっ見ないでっ!急にまっぱで歩いてたのを気づかれたように恥ずかしい!私の秘密の毛を見破ったのは、美容師さん。しかも担当の方ではない、たまたま髪を乾かす助っ人でしていただいたお姉さん。。。笑

「気づかれないから抜いてないんですけど、なんかあった方がいいような気がして・・・」

と恥ずかしげに言うと、「そうですよねー!この角度からしか見えないし、たまに生えてる人いますよー!」

え!!!そうなの???いるの!やだっ同じ人いるのね!少し安心&少しがっかり・・・みんな密かに「特別感」を持ってるのね・・・でも私は私以外にこのアンテナを持っている人に会ったことがない。いつかアンテナ同士が反応して「え?あなただったの?」「まるで片割れの双子にあったみたい!」と再会を信じて待ってみたい。その日を信じて今日も私はアンテナを愛おしく愛でている。